東大卒無職が9か月で公認会計士試験を突破した記録

仕事を辞めて受験専念をした東大卒が6か月で公認会計士短答式、その後3か月で論文式に挑んだ記録です。

【3か月で公認会計士試験論文式合格】租税法計算の勉強法【ゴッパチ】

公認会計士試験論文式の租税法計算について、私が行った勉強を紹介します。

 

以下の勉強で、令和4年論文式の租税法計算の素点と偏差値は以下の通りです。

第2問 素点42 偏差値62.2

全体的なスケジュールや成績はこちらをご覧ください。

 

なお、教材は模試以外は全てCPAのものを使用しています。

 

実際に使用した教材など

テキスト、速習講義(6月)

7月初の模試までに租税法は一通り完成させるという計画を立てていました。短答式以前は租税法には一切手を付けていません。

ゴッパチ向けの速習講義を視聴し、テキストの例題で復習を1周行いました。

コントレ(6月~8月)

模試までは速習講義で扱った範囲に加え、その他の法人税の重要論点を学習しました。これだけで模試はB判定が取れました。

模試後、所得税で速習講義の範囲外の論点を学習し、7月の後半くらいから消費税も網羅的に学習しました。

また、何度も間違えたり試験前に見返したい箇所については、↓のようなメモを作り定期的に確認しました。

答練、模試(7月~8月)

租税法も管理会計論と同様に時間配分も大事な科目であるため、3~4回は時間を測って通して問題演習をしました。

 

反省点など

まずコントレですが、個別問題集は総合問題形式で論点ごとに学習しにくいと感じたため、論点ごとに問題が用意されているコントレを使いました。コントレのほうが重要性の低い論点が載っていますが、そのような問題はやることはないので内容自体は同じと考えて良いと思います。なので個人的な好みでコントレを選んだということになります。

コントレはボリュームが多すぎるという意見もありますが、テキスト等で照らし合わせ自分で必要な問題とそうでない問題を取捨選択できるなら、ゴッパチでもコントレを使うことに問題は全くありません。

 

次に学習範囲ですが、私は結局通常の租税法のカリキュラムと同じくらい網羅的に勉強しました。これは、租税法は理論よりも計算のほうが点数を稼ぎやすいと感じたため、試験時間が余るため、他の科目の学習も順調で余裕があったためです。

万人におすすめはできませんが、ゴッパチで租税法に時間をかけられるという人は、速習講義の範囲を逸脱して勉強するのも一つの戦略としてあり得ると思います。

私は7月に講師の方に租税法の学習範囲を広げることを相談したところ、他の科目との兼ね合いを考えると得策ではないと反対されましたが、租税法計算は稼げると感じていたので強行し全範囲を学習しました。

ゴッパチの受験生は一般に時間がないため、速習講義では消費税をはじめとして多くの範囲をカットしています。ですがその中には、たまに難しい問題が出るため得点確率は高くないがインプットにも時間がかからない範囲も存在します。消費税はその典型だと思います。このような範囲は費用対効果自体は悪くないため、時間に余裕があるのに予備校のカリキュラムに固執し捨ててしまうのは悪手ではないかと思います。