東大卒無職が9か月で公認会計士試験を突破した記録

仕事を辞めて受験専念をした東大卒が6か月で公認会計士短答式、その後3か月で論文式に挑んだ記録です。

【3か月で公認会計士試験論文式合格】経営学の勉強法【ゴッパチ】

公認会計士試験論文式の経営学について、私が行った勉強を紹介します。

 

以下の勉強で、令和4年論文式の経営学の素点と偏差値は以下の通りです。

  • 第1問(経営管理) 素点30.5 偏差値49.2
  • 第2問(財務管理) 素点42 偏差値72.6

全体的なスケジュールや成績はこちらをご覧ください。

 

なお、教材は模試以外は全てCPAのものを使用しています。

 

実際に使用した教材など

速習講義レジュメ(6月)

7月初の模試までに経営学は一通り完成させるという計画を立てていました。

私は財務管理分野は過去に学習したことがあったため、講義は見ずに例題を解いていました。経営管理は模試までにキーワード一問一答のみ覚えていきました。

個別問題集(財務管理のみ)(7月)

財務管理分野は稼げそうだと思ったので追加の問題演習として個別問題集をやりました。ほとんど初見で解けたので半分くらいでやめました。問題のレベルとしては速習講義レジュメの例題と同じくらいでした。

速習講義レジュメ(7月~8月)

経営管理、財務管理どちらの分野もこのレジュメが完ぺきになるまで繰り返し学習しました。

答練、模試、過去問(7月~8月)

財務管理分野では、答練や模試は息抜き程度に少し解いてみる程度で復習もしませんでした。難しすぎる問題もあったため1周もしていません。

経営管理分野では、答練や模試で知らないキーワードはレジュメに加筆しておきました。

過去問は2~3年分、財務管理のみ解きました。財務管理では前提条件が不明瞭であったり、極端に難しい問題が出ていたりするので、本試験の雰囲気に慣れておくことが目的です。

 

反省点など

経営管理は特段できなかったという感触はありませんが、偏差値50を割っています。おそらくケアレスミスがなければ50くらいだと思うので、速習講義レジュメの暗記をすれば少なくとも平均程度の点数は取れると思います。

 

財務管理は数学が得意な人であれば大きく稼げる科目です。数学が得意な人はある程度財務管理に学習時間を割いても良いかと思います。

 

財務管理が苦手な人(レジュメの例題はできるが過去問や模試では解けないという人)に向けて、アドバイスというか私見を書いておきます。予備校の先生は速習レジュメ等の基礎となる例題を繰り返し解く、惰性で解かずに一つ一つの数字の意味を理解するのが重要だと説明されていました。しかし私はこのような考え方には賛同しません。ある程度は個別問題集や答練での演習をこなすべきだと思います。

確かにそれができれば教材は1つで済み最も効率的になりますが、苦手意識のある人がそのような勉強方法ができるとは思えません。どの科目でもそうですが「演習問題を解く→分からない点を定義から確認→理解が深まる」というプロセスは必ず必要です。財務管理だけこれをやらないというのはあり得ないです。私の場合過去に学習経験がありましたが、レジュメの例題だけではなく答練や模試をやったおかげで理解が深まった点は多々あります。

財務管理に力を入れるか否かという問題はありますが、もし多少の時間がかけられるのであれば教材は複数触った方が良いと思います。