東大卒無職が9か月で公認会計士試験を突破した記録

仕事を辞めて受験専念をした東大卒が6か月で公認会計士短答式、その後3か月で論文式に挑んだ記録です。

一般就活と対比した監査法人就活の感想

需要あるかどうかわかりませんが、一般的な文系就活と監査法人の就活の両方を経験した身として、両者の違いなどについて簡単に感想を書いてみたいと思います。将来はどうなるか分かりませんが、現在監査法人は売り手市場(就活生が有利)にあります。そのあたりは考慮して読んでいただけると幸いです。ちなみに私は大手金融機関に新卒で就職し、次は大手監査法人に就職することになりました。

 

監査法人のほうが就活生が有利

売り手市場ということもあり、監査法人のほうが就活生が有利な状況にあると思います。やはり一般就活で優良企業に入ろうとすると多くの人は大した武器もない中で相当な倍率をくぐり抜けなければなりません。監査法人の就職の場合、そもそも会計士試験で人数が絞られているため、就活における倍率はそれほど高いものではないのかなと推測しています。

 

監査法人のほうが就活はしやすい

上記の点と若干かぶりますが、監査法人の就活は一般の就活よりもやりやすかったです。というのも自分のやりたいことやできることのベースを会計や監査に置くことができるので志望動機などの説明がしやすいからです。

就活時にはある程度会計・監査の素養があったうえで、会計や監査をやるという表向きの志望動機を作れるので説得力があります。一方で一般就活の場合、私もそうでしたがホワイトな職場で給与が高ければそれでいいという本音を隠しながら、ベースとなる素養もないので性格や過去のスポーツなどの経験をこねくり回して業務との関連をつけて志望動機や適性を説明しなければいけません(正直これで何が分かるのか見当もつかないですが)。

会計士試験を受ける理由も給与、手に職をつけるなどが一般的ではありますが、就活時には会計士試験から得た知識を素養として利用できるので一般の就活とはやりやすさが違います。

 

監査法人の給与は良い

監査法人の給与は一般の就活で入る企業と比べてかなりいいと思います。企業の採用ページを見ればわかりますが、外コン、外銀などのハイスペックな新卒が入れるトップ企業よりはかなり劣りますが、私のようにスペックも高くない人が入れる企業よりはかなり良い給与がもらえると思います。

 

入ってみないと分からないのはどちらも一緒

最後に、実際に就職しないと結局のところ分からないというのは監査法人でも一般の就活でも同じでした。

業務については経験のない人に教えることは実質不可能で、どれだけ調べたり質問しても分かるようで分からないという状態に落ち着きます。残業や昇進、雰囲気などについても人によるし、入ってからでないと分からないのは言うまでもありません。

とはいえ、一般の就活の場合よりは監査法人の就活のほうがまだ入った後のことは想像しやすいと思います。就活生側に監査に関する多少の知識があること、予備校などからも情報が得られるためです。

 

とりとめのない話になってしまいましたが、私の就活に対する感想はこんな感じでした。