【3か月で公認会計士試験論文式合格】企業法の勉強法【ゴッパチ】
公認会計士試験論文式の企業法について、私が行った勉強を紹介します。
以下の勉強で、令和4年論文式の企業法の素点と偏差値は以下の通りです。
- 第1問 素点28 偏差値64.2
- 第2問 素点35 偏差値69.3
全体的なスケジュールや成績はこちらをご覧ください。
なお、教材は模試以外は全てCPAのものを使用しています。
実際に使用した教材など
論文対策集(5月短答式以前~6月)
短答式の勉強と並行して、論文対策集を見ながら条文を引く、キーと思われるフレーズを覚えるという勉強をしていました。
最も大切である答案の論理的な流れ(法的三段論法)を完全に無視した学習をしていたので、ここでの勉強は全く意味がありませんでした。模試でそのことに気づき、模試以降は学習方法を一変させました(模試では足切りレベルの点数を取っています)。
↓
論文対策集(7月~8月)
重要性A,Bの問題をやりました。事業譲渡の定義などは一言一句覚えましたが、そのほかは細かな表現を積極的に覚えるということはせず、模範解答の論理的な流れを再現できればOKという精度で勉強をしていました。仮に同じ問題が出た際に条文をメインにどうやって本試験で答案を再現することができるかを考えていました。
↓
答練、模試、過去問(7月~8月)
答練や過去問などで初見の問題を解いていました。答案は条文などをメモ書き程度に残すくらいでした。
直前期はCPAの若杉先生に答案添削を一度依頼しました(答案添削企画がありました)。採点だけではなく、論理的な流れが崩れている個所の指摘であったり、答案の改善点を指導していただけるため非常に有益でした。
反省点など
企業法は短答期から一貫して授業を全く見ずに勉強していましたが、途中まで勉強方法を間違えていました。勉強方法の情報収集を怠ってしまったのは反省点です。
また、企業法に自信がない場合には講師による添削を受けることをおすすめします。私もそうでしたが、答案の改善点を具体的に指摘してもらわないと問題点になかなか気づけないこともあります。
企業法はおそらく会計士試験の中で最も頭を使う科目だと思います。根本的な思考回路が間違っていると論証を覚えても意味がありません。企業法に自信がない場合は早めに相談することも他の科目以上に重要だと思います。