東大卒無職が9か月で公認会計士試験を突破した記録

仕事を辞めて受験専念をした東大卒が6か月で公認会計士短答式、その後3か月で論文式に挑んだ記録です。

【3か月で公認会計士試験論文式合格】財務会計論理論の勉強法【ゴッパチ】

公認会計士試験論文式の財務会計論理論について、私が行った勉強を紹介します。

 

以下の勉強で、令和4年論文式の財務会計論の素点と偏差値は以下の通りです。

  • 財務 第3問 素点51 偏差値62.3
  • 財務 第4問 素点19.5 偏差値45
  • 財務 第5問 素点41.5 偏差値63.2

全体的なスケジュールや成績はこちらをご覧ください。

 

なお、教材は模試以外は全てCPAのものを使用しています。

 

実際に使用した教材など

論文対策集(5月短答式以前)

短答式合格の目処が立っていたため、論文対策集で論証の暗記を1周していました。短答式直前期にはやっていないので、ここで覚えたことはほとんど忘れています。

論文対策集(6月~8月)

短答後から論文式試験直前までひたすら論証を暗記します。私は一度にたくさん暗記しようとすると辛くなってしまうので、一日10~20個と決めてコツコツと暗記していきました。暗記したのは重要性AB全てです。

CPAの論文対策集は重要性ABに限っても300弱の論証が掲載されており、中には1つの問の中に複数の論証が掲載されているため、細かく数えると300強の論証を覚えました。法令基準集に記載のある論証についてはその場所だけ確認しておきました。

また、論証の暗記は基本的に、内容と用語が正確に使えれば良いというくらいの精度で暗記していました。概念フレームワークの資産の定義のようなものは一言一句暗記しました。

答練、模試(7月~8月)

論文対策集を覚えたら、答練などで問題を解きました。解くといっても実際に書くことはせずに、問題を見て解答を思い浮かべて答え合わせをするだけでした。基本的に論文対策集を覚えれば答練の問題も解けるので、答練の復習とかは特にしていません。

 

反省点など

財務理論は全科目の中でも最も暗記が必要とされる科目です。直前期に一気に詰め込む方が効率的ではありますが、覚える論証の数も多いので終わらなかったということがないように計画的に覚えていくと良いと思います。

私の本試験の理論問題(第4問)の偏差値は模試よりもかなり低いのですが、これはCPAの重要性の変更が理由だと思っています。具体的には退職給付は重要性Cで飛ばしていたのですが、重要性の変更があったのか分かりませんが実は典型論点であったようです。こういうこともあるので重要性について違和感があれば確認したほうがいいかもしれません。