東大卒無職が9か月で公認会計士試験を突破した記録

仕事を辞めて受験専念をした東大卒が6か月で公認会計士短答式、その後3か月で論文式に挑んだ記録です。

【公認会計士試験】勉強法をご参考にしていただく前の注意点

公認会計士試験の勉強法と体験記を書かせていただきました。勉強法などについてネット上で情報収集をしていると、中には読者の誤解を招くものもあると感じました。私の記事を読んでいただいた方に誤解を与えないために、念のため注意点を書いておきます。

 

勉強法の正解は自分で見つける

私の体験はあくまでも1つのサンプルです、王道の勉強法だと思ってはいますが正解ではありません。意外とネットに詳細な勉強記録などの情報がなかったので、参考になると思いブログを作った次第です。私の勉強法を真似する必要は全くありませんし、読者の方の勉強方針に合うのなら1つの参考にしていただければ十分です。

 

そもそも、どんなに優秀な人がもっともらしく勉強法を語っても、それも1つのサンプルにすぎません。勉強法に正解はありませんし、予備校の先生、合格者にもそれは分かりません。結局のところ最終的には自分で考える必要があります。

 

勉強法を語るnoteなども、あくまでも『自分はこうやったら合格できた』という体験記の1つにすぎません。その人はその勉強法で合格できても、それがほかの人に当てはまるかもわかりません。もしかしたらその合格もその年の出題による偶然かもしれませんし、その人の能力も大いに関係します。当ブログも『同じように勉強すれば合格できる』という趣旨では一切ありません。

 

文系科目の試験は初めてだった

私は理系出身で、大学入試のセンター試験すらも文系科目はほとんど勉強せず、理系科目でカバーするということをやっていました。文系の試験は会計士試験がほぼ初めてだったので、中には効率が悪いと思われる部分もあると思います。

 

確実に受かるため論点は切らない

私は無職で受験に専念していたということもあって、1回で確実に受かる必要がありました。確実とは言っても必ず運が絡むので、99%受かるという自信を持って本試験を受けるという感じです。なので、どのような出題にも対応するために、できる限り論点は切らないという方針で勉強していました。人によっては過重だと感じると思います。

 

余談ですが、論点を切ると試験のギャンブル性は上がります。切った論点が出題されれば、網羅的に勉強している人は得点できる一方で、端折って勉強している人は得点できないことになります。つまり、切った論点が出題されない、あるいはその出題が難問だという状況以外では、ディスアドバンテージを負うことになります。勉強時間の確保が難しいならば仕方ありませんが、論点を切る場合には出題可能性と出題された時の難易度を十分考える必要があります。

 

理解と暗記の定義

私の勉強法、体験記の中で『理解』は教科書を見た直後に説明できること、『暗記』は教科書を全く見ずに説明できること、という意味で使用しています。例えば、のれんを償却する理由というテキストの記載を見たすぐ後に、それが説明できれば理解は完了、数日後などの時間を空けて説明できれば暗記も完了という感じです。一度理解すれば再度理解に時間を割くことは少ないですが、覚えたことはそのうち忘れてしまうため暗記は反復的な作業でもあります。

 

結論だけではなく、理由を覚える際にも暗記という言葉を使用しています。主に短答式では結論の暗記、論文式では会計処理などの理由の暗記が必要になります。人によっては後者を理解ということもあるかもしれませんが、私は暗記と考えていますのでご了承ください。