【半年で公認会計士短答式合格】企業法の勉強法
公認会計士試験短答式の企業法について、私が行った勉強を紹介します。
以下の勉強で、令和4年第2回(5月)短答式の企業法は70点でした。
私は受験専念してたので短答式の勉強時間は半年で合計1800時間程度です。各科目の勉強時間の内訳は記録していませんが、財務計算>企業法>管理計算>監査論>財務理論>管理理論の順で勉強時間が多かった気がします。
全体的なスケジュールや成績はこちらをご覧ください。
なお、教材は模試以外は全てCPAのものを使用しています。
実際に使用した教材など
はじめての会社法(TAC市販)1周
法律の知識は全くなかったため、とりあえずネットで評価が高かった入門書を読んでみました。
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入門講義まとめ(菅原先生作成)1周
はじめての会社法を読んだだけではテキストを読むことができなかったため、CPAの菅原先生がウェブで公開されていた入門講義のまとめを読みました。非常によくまとまっており、入門としてはかなり良かったと感じています。これを読むならはじめての会社法は必要ありませんでした。
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テキスト(1月)2周
テキストのAB論点を2回通読しました。
講義については一切視聴しませんでした。私が視聴しようとした講義がたまたまそうだっただけかもしれませんが、テキストの音読のようなものだったため、自分で読んでも変わらないと思ったためです。こちらは後述する反省点があります。
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短答対策問題集(1月~2月)2~3周
テキストを読んだら短答対策問題集を解きます。解くといってもほとんどわからないため、実質的に短答対策問題集を暗記することになります。この時点ではほとんど覚えられていません。一気に全て覚えようとすると辛いので、問題集を回転する回数を増やし、少しずつ自然に覚えていくということを意識していました。
また、メモ書きは基本的にこの問題集にしていました。
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答練(2月~3月)2~3周
短答対策問題集の抜粋のような問題なので、短答対策問題集が覚えられているかの確認に使いました。
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短答対策問題集(2月~3月)2~3周
スカスカではありますが重要な論点について把握した後は、短答対策問題集でさらに定着させていきます。
問題を解くときに覚えているものはそのまま正誤判定をし、覚えていないものは本試験だったらどういう理由で正誤判定をするかを考えることを徹底していました。この方法だと自然と制度の趣旨を考えるようになり、実際に知らない問題が出た際に対応する力もつくようになります。
なお、一問一答的に覚えにくい、比較したほうが覚えやすい部分については↓のように別途まとめを作成し覚えるようにしました。
また、私はテキストを何度も読みこむということはしておらず、短答対策問題集と上記のまとめの暗記がメインでした。最初の通読を除いては、調べたいことがあった場合にテキストの該当箇所を読んでいました。
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直前答練、模試、過去問(3月~5月)
大体85%くらいは安定してとれるようになっていました。
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論文対策集(3月~4月中旬)
短答式合格の目処がついていたため、論文式の対策をしておきました。しかし、論文式の勉強法を間違えており、ここでやった勉強はあまり意味がなかったことになります笑
反省点など
講義は見たほうが良かったと思います。法律の知識が一切ない状態でテキストを読み続けるのは苦行というほかなく、効率が相当悪かったです。複数の講師の講義を見ることができたため、全ての講師を検討したうえで判断するべきでした。
また、私は短答式の勉強では条文を一切見ていません。賛否あるとは思いますが、短答式のことを考えるのであれば条文を見る必要はなく、テキストに書いてあることが理解できればそれでいいと思います。
条文は論文式の問題を解くためにどのように使うかということが最も重要であるため、実際に条文を使うことがない短答式では、条文を見たところでそうなんだとしかならず身にならないと考えています。
早まくり問題集(TAC市販)は買いましたが、一度見たくらいで結局使うことはありませんでした。CPAの短答対策問題集で十分だと感じたためです。